9月は左官の 久住章(くすみ・あきら)氏をお迎えし、「左官のしごと」というテーマでセッションを進めてまいります。
久住章氏は日本の左官職人の第一人者。兵庫県淡路市出身。18歳より左官の修業を始める。その仕事は日本の伝統的な土壁・漆喰壁(桂離宮の大修理)からヨーロッパの技法で行なったもの(大理石模様の石膏マーブル、イタリアの技法カルチェラサータなど)まで、どれも久住氏ならではの独創的な土壁である。まさに「カリスマ左官」と呼ばれる由縁です。
私の個人的な体験を通じて「土は無限の存在である」と確信したことがあります。古い土蔵を解体して出た土にさらに別の土を加え、新しい家が誕生する。台風による浸水で溶け落ちた土壁の土を再利用して壁を復元する。まさに不死身なのです。
久住氏曰く(『左官回話』より)
「なんというか、芸術とは別の、地味に生きている人間、そういう人たちがアートなんかと思わずにつくって残っているものに、いいものがたくさんあるやないの。田舎の土壁にしても、田んぼに残る石積みにしても。」
「素朴な美・・・そういうのが好っきやねん。普通の人の普通の暮らしが美しく見える、なんというか、調和の取れた風景の中の左官仕事ですよ。それとちょっと違うけど子供っぽい遊び心のある楽しい仕事。もうひとつは、数寄屋みたいな手の込んだ、しかし軽妙な仕事。」
日本を代表する左官職人・久住章さんより直に土壁の魅力を紹介し、語っていただきます。たくさんのご参加をお待ちしております。
【記】
日 時: | 2015年 9月18日(金) 19:00 〜 22:00(受付開始 18:30) |
場 所: | ドーモ・キニャーナ(豊岡市日高町) |
ゲスト: | 久住 章 氏(左官) |
テーマ: | 「左官のしごと」 |
参加費: | 3,000 円 |
※ 講演後、立食交流会があります。 | |
※ 参加申込は、 までご連絡ください。 | |
※ 参加希望の方のみご連絡ください。(不参加のご連絡は不要です) | |
(先着 40名様)(「満席」の場合はこのページでお知らせします) | |