折しも今年はコウノトリ野生復帰10週年。10月は「コウノトリと羽箒(はぼうき)」と題して、羽箒研究の第一人者である 下坂玉起 氏をお迎えしてセッションを開催します。
下坂さんは現代唯ひとりの羽箒研究者といっても過言ではありません。茶の湯を習い始めて、羽箒を目にした時に「この鳥は何?」という疑問を持ったのが研究のきっかけとのことでした。お茶の先生も知らない、鳥の研究者に聞いてもわからない。これは盲点だ!と。
バードウォッチャーである下坂さんにとってそれは無視できないと、自分で調査研究を始める。当初はただ正確な鳥種が知りたかっただけでしたが、約800本の羽箒を調べることで得た新たな情報や発見で、茶の湯の歴史や日本人と鳥の関係史が見えて来ました。数百年前の羽が桐箱に入れられて大事に保存されていることは世界的にもとても貴重だということです。
下坂さんの活動は広がり、昨年の国際鳥類学会議でのポスター発表や、各地で講演会も活発にされています。また下坂さんは以前にコウノトリの郷公園の故・増井光子、故・池田啓 両先生に大変お世話になったことがあり、その恩返しの気持ちでお話したいとのことです。限られた世界と思われている茶の湯が「羽箒」で但馬とコウノトリとが繋がる貴重な機会となることでしょう。
たくさんのご参加をお待ちしております。
【記】
日 時: | 2015年 10月16日(金) 19:00 〜 22:00(受付開始 18:30) |
場 所: | ドーモ・キニャーナ(豊岡市日高町) |
ゲスト: | 下坂 玉起 氏(羽箒研究家) |
テーマ: | 「コウノトリと羽箒」 |
参加費: | 3,000 円 |
※ 講演後、立食交流会があります。 | |
※ 参加申込は、 までご連絡ください。 | |
※ 参加希望の方のみご連絡ください。(不参加のご連絡は不要です) | |
(先着 40名様)(「満席」の場合はこのページでお知らせします) | |