TAJIMA
CONNECTION
パスワードを忘れた方
セッション
大阪人も知らない大阪の魅力発見  高橋 健三 氏
ページ : 12345
2

大阪のイメージといえば、「お笑い」「粉もん」「タイガース」です。

まずは「お笑い」。関西人は笑いをとらなあかんというイメージがありますね。でも「関西人」という言い方には違和感があります。これはたぶん東京のメディアが作った言葉。東京のメディアに出てくるダウンタウンは尼崎、明石屋さんまは奈良、最近出ませんが島田紳助は京都で、大阪の人いません。困って「関西人」と呼ぶようになったのではないかと。

次は「粉もん」です。大阪では一家に一台必ずたこ焼き器があるという都市伝説もあります。ほんとにバイオリズムの中に入ってます。阪神百貨店が建て替えられますが、その間にイカヤキはどうなるのか、大阪の人は心配しています。ただし、大阪でもキタとミナミでは文化が違っていて、ミナミの方は蓬莱の豚まんですね。

そして「タイガース」。阪神は優勝してはならない球団です。巨人は、優勝すると親会社の新聞が売れるというビジネスモデルですが、阪神の場合は優勝されると会社が不利になります。年棒を上げないといけないから。会社にとっては2位が一番良いのです。

大阪は怖いというイメージが増殖しています。うわさを聞いたら、行ったことのない人なら絶対行きたくないと思います。

都道府県の魅力度ランキングをみても、大阪は中途半端です。今年はUSJのハリーポッターで盛り上がっていますが、一時的なもので、まちの魅力とは別物です。「たこ焼き食べて、グリコの看板の前で写真撮るぐらいでOK」というぐらいの軽い扱いです。

© TAJIMA CONNECTION