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名物機長の夢実現  山形 和行 氏
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このアナウンスを行った理由は、毎年 50~70人位のお客様理由で、ひき返したり、途中の空港に臨時着陸していました。その約7割のお客様は、離陸前迄の体調不良でした。

(1)そのようなお客様に安心して頂く為に、離陸前迄にアナウンスする必要があった。
(2)コミュニケーションを取り、出来る限り多くのお客様の信頼を得て、万が一の時に私の指示に従って貰い、整然と機外に脱出して頂く為のパニックコントロール。
(3)余裕の有るお客様には、御搭乗を楽しんで貰えるようなエンターテイメント。

結果、機長職約32年在任中、お客様の体調不良で一度も臨時着陸や引き返す様な事はありませんでした。『努力には運が巡る』運の良い人程、陰で努力しているのではないでしょうか?常に前向きに考える人は、人生を楽しみながら、夢を実現出来ます。しかし、夢は実現した途端に夢では無くなります。充実した人生を送る為には、新たな夢{目標}が必要なのではないでしょうか?夢を実現するためには、生き残らなければ成りません。

私は約20年前に阪神淡路大震災に遭遇。洋服ダンスの下敷きに成って危うくあの世へ行く所でした。
(1)寝床に倒れて来る物が無いように撤去か固定
(2)懐中電灯の固定か非常灯設置
(3)寝室に室内用履物を置いておく
  以上は最低限必要だと思います。

その後の生活で必要だったのは
(4)飲み水
(5)約3日分の食糧
(6)ボンベ式コンロ
その他、排水に風呂の水を残す。車のガソリンをこまめに満タンにしておく事。
津波が来る可能性のある所は、避難場所迄の経路{代替含む}と所要時間を調べる事。
震災を含め、日々ボランティアの人々が活躍されていて頭の下がる思いですが、奉仕する方とされる方が常に対等であり、『お互い感謝の心を持って』接する事が大切なのではないでしょうか?家族の理解{幸せ}が有ってこそ本当のボランテイアが行えると思います!

又、日本人の震災時の行動は世界から称賛されました。列を乱さず順番を待つ配給、商品の略奪もほとんど無い民族は、日本人だけだと言われております。私は日本人に生まれてきた事を誇りに思います。この事を後輩に引き継いで行って貰える様に努力していこうではないですか!

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