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大人のための凸凹(デコボコ)講座~「困った人」それとも「困っている人」~西村 徹 氏
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ADHDの人は、きちんとできない、ほかのことに気をとられるとうっかり忘れてしまうなどの特性のため、小さい頃からなぜか何をやってもうまくいかない、人からも誤解されると苦しんでいる人が多いです(映像より)。私自身、ADHDではないかと妻から言われ、自分でも思い当たることがあります。
LDは、読む、聞く、話す、計算する、推論する力の障害です。昔は、単に注意力不足だとか努力不足なだけと思われていましたが、今では、例えば、ものの見え方の困難、目の動きがスムーズでないなどの原因もあるとされています。ものの見え方であれば、ビジョントレーニングなどの眼球運動で改善していくこともあります。また、ワーキングメモリが弱い子もいます。こういったことは「困った子」でしょうか、それても「困っている子」でしょうか?
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