TAJIMA
CONNECTION
パスワードを忘れた方
セッション
若者が創る町、私が住みたい町  山添 藤真 氏
ページ : 1234
1

与謝野町は人口22000人の町。昔から織物や農業など、ものづくりの盛んな地域として発展してきた。現在でも411軒の織物事業所、520軒ほどの農家がある。私のまちづくりの指針は、脈々とものづくりの産業を育んできたベースをきっちり押さえること。

「若者が創る町、私が住みたい町」という本日のテーマへの私なりの答えは「3つのT」。Talent(才能)、Technology(生きるためのスキルも含めた幅広い意味での技術)、Tolerance(寛容性=自分とは違う意見でも受け入れる強さ、オープンさ)の3つが揃うとき、組織や地域は発展や成長を遂げるといわれる。私が行っているまちづくりの基本は、これらを地域に根付かせていくこと。これによって、若い世代にとって住み心地よいまちになるのではないかと考える。

そのために重要視しているのが、与謝野町の産業政策。地域の力の源泉はものづくり企業と考え、この3年間力を入れてきたのが与謝野ブランド戦略事業。その大きなテーマが「みえるまち」というコンセプトだ。町が保有しているさまざまな資源の価値を再発見し見える化していくことで、自然循環型社会形成のしくみ作りを行おうということ。

© TAJIMA CONNECTION