セッション
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日独外交通訳の現場から ベアーテ・フォン・デア・オステン 氏
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ベアーテ)皆さん、こんばんは。今日は特に外交通訳というテーマで、「通訳をする上で重要なこと」「通訳になるために何が必要か」ということをお話したいと思います。
2007年、ハイリゲンダムで開かれたG8サミットのとき、南ドイツ新聞が組んでいた特集の中に「最も重要な人物は政治家ではなく通訳である」と書かれていました。通訳の本質は、2人または2つのグループの間にコミュニケーションを成立させ、十分に細かいところまで理解を深めることです。通訳がいなければ、コミュニケーションが成り立たず、コミュニケーションが成り立たないために問題が起きることも少なくありません。日本とドイツでは文化が違いますが、両方の文化をわかっている人がいて初めてこのギャップを緩和し、理解を深めることができます。究極的にはこの世の平和に貢献できる意義のある仕事で、私は心から通訳になってよかったと思っています。 → 次のページ
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