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セッション
何が私を駆り立てるのか?  中貝 宗治 氏(豊岡市長)
1.主催者あいさつ
2.わたしのまちの市長さん(子どもの視点から)
3.「豊岡」を語るときの視点、そこにある 2 つの大きな「感動」
4.「中貝流」はいかにして育まれたか(1)
5.「中貝流」はいかにして育まれたか(2)
6.感動が感動を呼ぶ。心を動かすのが「中貝流」(1)
7.感動が感動を呼ぶ。心を動かすのが「中貝流」(2)
8.感動をベースにした「中貝流」哲学
7.  感動が感動を呼ぶ。心を動かすのが「中貝流」(2)

私たちの豊岡は、外からどんな風に見られていますか?

まだまだ豊岡のことは知られていません。が、知った人はみんな「すごい!」と言ってくださいます。たとえば、人について、その人の持ち物や立ち居振る舞い、いざという時の行動の仕方などを総合的に見て、その人が何を大切にしているのか私たちは理解します。

まちについても同じ。一つのまちが何を大切にしているのか、分かりやすくプレゼンテーションすることが大切だと思っています。筋が通っていること、一本ストンと筋が通っていること。中心線がしっかりしていてブレないこと。つまり、失われたものを取り戻す、一心不乱にやる。この点で豊岡は筋が通っているのです。だからこそ、一歩ずつ前に行ける。初めから全体が見えているわけではないんです。筋が通っているから、次が見える。そうやって一歩一歩、豊岡のまちづくりを加速させながら進んでいるところが、外部からも評価されているのだと思います。

せまり役:確かにそうですね。「コウノトリ」に関しての横のつながりを、但馬コネクションでも作っていきたいと思います。そしてそれを「文化」の域まで持っていくことができれば。「コウノトリ」に対してこれまでかけてきた時間と空間を、私たち豊岡・但馬の「文化」としていくまでは、まだまだだと思いますし、今のままでは物足りない感じがしますね。

私たちがすべきは、自分の足元をひたすら掘っていくことなのです。ひたすら深く掘る。すると地下水脈にぶち当たる。それは個別の課題であるはずなんですが、地下水脈で他とつながっていく。

せまり役:同感です。私たちはローカルに根差して、ローカルな課題を深く掘り下げることによってはじめて、世界にアピールできる、世界に評価される。深く掘ることが大事だと僕も思いますね。

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