セッション
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干物女のまんが道 ひうら さとる 氏(漫画家)
4. 漫画家「ひうらさとる」になるまで ②内定~就活決定
ひ:そして「なかよし」という雑誌の新人賞を受賞します。これが言ってみれば「内定」ですね。高校2年のときです。進路指導の相談の時も、「私、進学はしません、もう漫画家としてデビューしましたから」なんて言ってハッタリかましてましたねえ。新人賞をもらっただけの状態だったんですけれど。でも、漫画家でやっていける!っていう自信はなぜかあったんです。
ですが、初対面の方に「漫画家のひうらさとるです」と言って通じるようになったのは、「就職決定」から24年経ったころ、「ホタルノヒカリ」を書いた後です。それまでもちゃんとお給料をいただいて働いてはいたんですが、認知されてはいなかった。一人前として広く認めていただけるようになったのは、ホタルノヒカリ以後ですね。綾瀬はるかちゃん24歳の初主演テレビドラマ(2007年)の影響が大きいです。 → 次のページ「5. 漫画のつくりかた ~アナログからデジタルへ~」 |