TAJIMA
CONNECTION
パスワードを忘れた方
セッション
干物女のまんが道  ひうら さとる 氏(漫画家)
1.主催者あいさつ
2.ひうらさとる、プロフィール
3.漫画家「ひうらさとる」になるまで ①小学生~就活期
4.漫画家「ひうらさとる」になるまで ②内定~就活決定
5.漫画のつくりかた ~アナログからデジタルへ~
6.時代と共に変わり続ける、漫画家ひうらさとる
7.お山(豊岡市神鍋)暮らしをベースにした最近の作品づくり
8.最後はびしっと?まとめます!!
6.  時代と共に変わり続ける、漫画家ひうらさとる

中:なるほど、漫画家さんという業種の方とは、これまで全くお付き合いがなかったものですから、知らないことだらけ。今はデジタルでつくっておられるんですねえ。作風も時代に沿って違うのですか?

ひ:そうですね。これまでを振り返って私の漫画を俯瞰してみます。まずデビューしたてのころは「オリーブ期(1988~1991年)。オリーブっていう雑誌ご存知ですかね、少女趣味のかわいい感じの雑誌です。私もこれが大好きな時代がありました。そして「バブル期(1992~1995年)。お洋服とかいろいろ好きなだけ買ってましたね。え? 今日着ている服ですか? えと、どこのでしたっけ、これはマルタン・マンジェラ、、、じゃなくて、あ、ドリス・ヴァン・ノッテンです!

そして、先ほどもお話しした「量産期(1995~2000年)。この時期は本当に大変でした。そして「やさぐれ期(2000~2003年)。疲れちゃったんですね。作品づくりも行き詰ってしまって、この時はいろいろ何かとうまくいきませんでした。そんなスランプを経て「再生期(2003~2005年)。量をこなすんじゃなくて、仕事を絞って丁寧に地道にやろうとした時代です。そして、「ホタルノヒカリ期(2005~2008年)を経て、結婚・出産の「充実期(2008年~2010年)。ま、自分でよくも充実なんて言うな!ってことですけれど。

そして現在は「ノマド期(2011年~)です。ノマドってご存知ですか。遊牧を意味する言葉で、移動しながらのライフスタイルをさしますね。東京とか豊岡(神鍋)にかぎらず、好きなところに移動しながら仕事をすることは、高校生の頃から本気で夢見ていたことです。それがデジタルという技術のおかげもあって、実現したことになるんですよね。

※ ここでアクシデント発生! パワーポイントを操作していたひうらさん、一体パソコンのどのボタンを押したのか、スクリーンにいきなり全く関係のない数字の表(どうも主催者の中田さんに関するデータだった模様)が表示され、画面が一時固まってしまう。つっこみ役の中田氏、びっくり大慌て。

ひ:あれ、私、どこ押したんでしょうか、画面が動かない。(堂々!)。

中:わわわ、えと、パソコンにお詳しい方、前へお願いします!(動揺!)

※ 数人があわててパソコンのもとに。うち、一人はひうらさんのご主人。

ひ:ちょうどいい時間ができましたので、会場のみなさま、なにかご質問あればどうぞ!(なんと、この場面で堂々の笑顔! まさに「おおらかで大ざっぱで立ち直りの早い」ひうらさんらしい臨機応変な対応を、ライブで見ることのできた貴重な一瞬! アタフタしている周りのことなど気にされてません!)

参加者:ひうらさんは、漫画の修行時代に、他の漫画家さんのアシスタントをしたことはないのですか?

ひ:ないんですよ。友達同士でお手伝いし合ったことはあるんですけれどね。

※ 以後、ひうらさんに代わって、パソコン操作はご主人の田口さんが行う。

© TAJIMA CONNECTION