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セッション
干物女のまんが道  ひうら さとる 氏(漫画家)
1.主催者あいさつ
2.ひうらさとる、プロフィール
3.漫画家「ひうらさとる」になるまで ①小学生~就活期
4.漫画家「ひうらさとる」になるまで ②内定~就活決定
5.漫画のつくりかた ~アナログからデジタルへ~
6.時代と共に変わり続ける、漫画家ひうらさとる
7.お山(豊岡市神鍋)暮らしをベースにした最近の作品づくり
8.最後はびしっと?まとめます!!
7.  お山(豊岡市神鍋)暮らしをベースにした最近の作品づくり

中:気を取りなおして。それにしても、ひうらさんの神鍋の別荘地にあるお宅には、多くのお友達がいらしてますよねえ。僕たち地元生まれの人間には当たり前すぎるんですが(例えば八反の滝など)、そんな地元の当たり前を、お二人はきゃっきゃとうれしそうにはしゃぎながら楽しそうに東京のご友人たちを案内しておられる。フェイスブックやツイッターでも配信されてますから私も見るんですが、本当に素晴らしいことだと思っています。

ひ:東京からこちらに生活の拠点を移して、2年くらいでしょうか、すでに60組くらいの友達が遊びに来てくれてます。来てくれた友達は、みんな、本当に豊岡を気に入ってくれます。そして、絶対にまた来たい!と言ってくれるんです。oz マガジンのモデルの kiki ちゃんもその一人。彼女なんてもう何回もうちに来てますね。またこの秋も来るって言ってます。友達が来たら、テラスでバーベキューしたりして楽しみます。

私自身も、初めて但馬にやってきたときのことを、今も鮮明に覚えています。主人がこちらの生まれですから、主人にはいろいろ思惑もあったのかもしれません。でも私はそんなことをあんまり気にしていなかった。移住のことなどまだ何も頭にない時期に、飛行機で但馬空港に降り立ったのです。飛行機から出た瞬間、ああ、なんて空気がいいところなんだろう!と思いました。今まで吸っていた空気と、全く違っていました。私、ここでもやっていけるな!と直感的に思ったのです。

その時の確信にしたがって豊岡に移り住みました。移住の大きなきっかけとしては、3.11 もあります。3.11 に関しては、「ストーリー311」として、漫画家の友達に声をかけて、本も作りました。漫画家に何ができるのか、悩みに悩んだ末の行動です。「この土地から離れたくない、ずっとここにいたいんだ!」という現地の方の思い、取材する中で痛いくらいに伝わってくるのです。そんな声にならない現地の思いを漫画を通して形にしました。

豊岡に来てから初めて体験すること、本当にたくさんあります。例えば、竹野の海。今年の夏はカヌーに初めて乗りました。素晴らしいですよね。イタリアの青の洞窟に負けないくらいだよと聞いた時は「またまた…」って思ったのですが、本当に素晴らしく透明で青くて、青の洞窟よりすごいと思いました。あ、私、青の洞窟は体験したことないですけれどね(笑)。

そして、なんといっても冬の雪。最初は「わあー、ホワイトクリスマスかあ!」なんて思って喜んでましたが、車がすっぽり埋もれてしまうような雪では出かけることもできない、もちろん雪かきしますが、子どもが幼稚園に行けない日もあるくらいです。でも、それだからこそいっそう、春が待ち遠しいんですよね。こんな気持ちになったのも初めてです。

また、今住んでいる住宅の管理人さんが、私たちが出かけている間に玄関にどっさりお野菜をおいてくださることや、但馬地方の方言の面白さや、玄関に鍵をかけない家がたくさんあることなど。こちらに移り住んできてとても新鮮に思ったことは、本当にたくさんあります。蛍が暗闇を乱舞する様も。あれは本当に感動しました。ホタルノヒカリで、蛍がいっぱい飛ぶシーンを書いてはいたんですが、「こんなにたくさんの蛍が飛ぶなんて、実際はないやろー」って思ってたんですよね。
実は、ここ但馬での経験をもとにして書いているのが、現在執筆中の「うらら」なのです。舞台は瀬戸内に設定して変えていますが、言葉遣いは但馬の方言を使っています。

この写真は瀬戸内に取材に行った時のものです。あちこち気軽に出かけて行きます。豊岡に住んでから、他の地方都市に行くことの心理的壁がとても低くなりました。どこだって近いもんです。えと、この写真はなんだっけ、、、ヤノタカシ??だったっけ、、そうじゃないですよねえ、、えと、、、

会場から:ヤノベケンジじゃないですか?

ひ:あ、それそれ。(ここでもおおらかなひうらさとるさんの本領発揮!!)

中:大ざっぱでいいですよ。だいたいで(笑)

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