TAJIMA
CONNECTION
パスワードを忘れた方
セッション
干物女のまんが道  ひうら さとる 氏(漫画家)
1.主催者あいさつ
2.ひうらさとる、プロフィール
3.漫画家「ひうらさとる」になるまで ①小学生~就活期
4.漫画家「ひうらさとる」になるまで ②内定~就活決定
5.漫画のつくりかた ~アナログからデジタルへ~
6.時代と共に変わり続ける、漫画家ひうらさとる
7.お山(豊岡市神鍋)暮らしをベースにした最近の作品づくり
8.最後はびしっと?まとめます!!
8.  最後はびしっと?まとめます!!

中:ひうらさんが見たものや体験されことのすべてが、自然な形で作品に投影されていく。そういう意味では、今日ここに参加くださった方が、漫画のモデルになることもあり得ないわけではない、ということですよね?

ひ:いやあ、ほんとに、みなさん、気をつけた方がいいですよ(笑)。

とにかく、私は決まりきったことをしたくなかった。好きなことを好きな場所でやりたかった。今はその夢が実現できています。その実現のためのコツを私なりに3つにまとめました。まとめってのもなんですけれど。

まずは、「自分の特性を知る」ということです。自分が得意なことをきちんと把握する。とことんやるってことです。あるいは、自分に合わないことはしない。そして、自分が得意なことに関して「興味を持ったら試してみる」ことです。デジタルで漫画を描くことも、豊岡に引っ越してきたことも、全て試しにやってみたことです。とにかくやってみる、これはとっても大切です。

そして最後は、「人を信頼して頼る」。これにつきます。最初に挙げた「自分の特性を知る」ということともつなががってくるですが、自分の不得意なことまでがんばらないってことなんです。私は人に興味があります。どんな人にも特異なところがある。そこが分かったら、まかせちゃうんです。そういう意味では、今の暮らしをするうえで、義理の父や姉には、本当に甘えています、甘えまくりです、主人に対してもそうです。が、まかせるということは、とても大切なことなのではないかと思います。

ということで、最後ですから、まとめますと「がんばらない!」ってことですかね(会場どよめき!)。人に頼った方がうまくいんだなーというのが、私のこれまでの経験で得たやり方です。

中:いやあ、なんとも。最後のまとめが、「がんばらない!」ですか。真理子さん(思わず本名が出てしまうつっこみ役)、今日は真理子さんのおおらかさに、最初から最後まで包まれまれたセッションでした。怒ったりすることはないんですか? 子供さんとか旦那さんに対して?

ひ:怒ったりですか? 先日、家の中にムカデが出てぎゃあぎゃあ言ったりはしますけれどねえ。怒ることはあんまりないような・・・。子どもが生まれるまでは、家事は主人と半々で担当していたんです。けれど、私が洗って置いたお皿の位置が違うとか、私の作業に対して主人はチェックが細かいわけです。そんなこと言うんなら、もうあんたが全部やってよ、ってことで、子どもが生まれてからは家事の全てをお願いしちゃっています。ありがたいことに、主人は私が家事をしないことについては、何にも言わない。怒らない。ま、そういうことですかねー。

中:すばらしい。みなさん、どうでしたか。ひうらさんの魅力が十分に伝わったセッションだったのではないかと思います。実はひうらさんのご主人のご実家は、私の家のすぐ近く。ご近所さんとしてのお付き合いも、これからもよろしくお願いしますね。本日はどうもありがとうございました。

© TAJIMA CONNECTION